Monday, March 31, 2008

駅前通り拡張事業 実現か!!

      まほろば大橋 ~ 片町通りまで、幅15mの相互通行に・・・

 秦野の町に本格的な軌道が敷設された昭和2年、小田急電鉄の大秦野駅は、水無川の右岸、当時の南秦野村に開設され、営業運転が始まりました。
 皆さんはご存知だったでしょうか?旧まほろば館の前にある「昭南道路記念碑」には、対岸に駅が出来てしまった秦野町の関係者の苦悩が記録として碑文に刻まれています。少し引用してみますと、「町ノ発展ハ先ズ道路ノ利便ニアリ襄日小田原急行鉄道開通シ大秦野駅設置セラルルモ我ガ秦野町ニハ直通路ナク遠く秦野橋ヲ迂回シ或ハ水無川ノ點々タル飛石ニヨリ僅カニ交通ノ用ヲ辯ス  ( 中略 )
昭和二年五月初旬奮然意を決シ本町発展ノ為直線路新設ヲ企画シ地元委員数名ヲ譽ケ敷地買収家屋移転並ニ寄付金等ノ交渉ニ當ラシメ之レガ完成ヲ期ス  ( 中略 )
其後町ハ昭和五年十一月下旬延長百三十五間幅員二十一尺ノ新設直通道路ヲ起工シ同年十二月下旬之レガ竣工ヲ告ゲ尚引続キ昭和六年四月中旬ヨリ着手セラレシ幅員十八尺延長二十六尺鉄筋コンクリート橋梁モ完成ヲ見タル事ハ将来本町二與フル利便夫々伺ソヤ ( 以下略 ) 」
とあります。
文面からは、当時、地元の有志が立ち上り、知恵と熱意を持ち寄って開業直後の大秦野駅北口から片町通りまでの新たな道づくりの為に、用地買収や移転交渉、更には整備の資金となる寄付金集め、町や県への陳情等、将来の本町地区の発展に想いを馳せながら奔走した姿が鮮明に浮き上がってきます。
それから60年の歳月が流れ、時代は近代的で機能的なまちの再整備を目指し「シビックマート構想」が提唱されました。振り返れば、不動産バブルと呼ばれた右肩上がりの好景気を背景に、大規模な再開発事業や土地区画整理事業のプランが次々と提案されましたが、具体化には到りませんでした。
時代は平成に移り20年を数える現在でも、道路の幅員だけに限ってみれば記念碑にある昭和6年当時と大差ない状況です。
 こみやま弘行は、小田急線開業80周年の昨年、地元の東道自治会の皆さんや駅前通り商店街の皆さんの御協力のもと、久保寺邦夫県会議員のご指導とお力添えを頂きながら、秦野駅前通りの拡張事業に取り組む決意をしました。そこで、東道自治会や駅前通り商店街の役員の皆さん達と幾度と無く話合いを重ねてきましたが、道路拡幅に込めた私達の思いを広く地域の方々に伝え、まちづくりに関する意見をお聞きする必要があると考えました。自治会、商店街が中心になって地域住民への説明会を企画することになりました。
 説明会は、本年1月27日午後1時半から駅前通り商店街サテライトホールを会場に開催しました。当日は、40名を越える地域の方々が集まり、「街の活性化につながる道路づくりとは何か」、「商店街としてまちづくりに取り組む決意はあるのか」など、道路整備の必要性や地域住民の心情、商業者の意気込み、地元要望の取りまとめや今後の進め方等について、熱心に意見交換が行われました。説明会の終盤には、「地域として駅前通りを拡幅整備する方向で基本的に賛同する。」という事が確認されましたので、自治会も商店街でも会長を先頭に多くの役員の方々が、要望書への署名活動を行って下さいました。その成果として百二十五名にも及ぶ署名を集めることが出来ました。こうして取りまとめた「県道705号の拡幅整備に関する要望書」は、平成20年1月15日に秦野市長に、また、平成20年2月25日には、神奈川県知事に、それぞれ自治会や商店街の代表の皆さんと一緒に出向いて提出することが出来ました。小さな一歩ですが確実に第一歩を踏み出しました。
 今後、具体的な検討に当たり、沿道の皆さんは勿論、広く地域の方々からの声を真摯に受け止め、賑わいと活力ある商店街の再生、安全・安心して歩ける道路づくりに努力してまいります。先人たちの偉業にも負けない、新しい時代に相応しい道づくりに地域の皆さんと取り組んで行きます。一人一人の声は小さいかも知れません。アイディアも埋もれてしまうかも知れません。しかし、地元の皆さんの意見や要望をきちんと受け止め、整理し、今後の事業に反映していく為にも、次のステップとして、地域住民で構成する検討組織が必要です。組織立ち上げの準備が出来ればと思います。今度は、現代を生きる我々の出番です。五十年後、百年後の本町・駅前通りに夢を馳せ、道づくり、まちづくりに力を合わせましょう。

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